UFG の傲慢さ

で、今日になって、例の件は公式サイトでも発表されたが・・・。
ごっちんの卒業理由について書かれているが、引用する気になれないので引用はあえてしない。

・後藤真希 ハロー!プロジェクト卒業に関するお知らせ
(2007年10月29日 Helloproject.com)

どうも、UFG は公式声明の中でまずいことを3つばかりやってしまってる気がする。
以下、それらについて書いてみる。




1. 卒業理由が不明確
公式発表の文面を見ていて、ごっちんが卒業する理由が俺にはついぞ理解できなかった。
理由は簡単。
ごっちんの活動に関する方向性の違いと、弟君に関する謝罪が混ざった文面だからだ。


だいたい、方向性の違いが主ならそれだけを理由に挙げろっての。
そうすれば、まだ今回の件については俺も納得できただろうし*1


もっとも、弟君の不祥事で〜だけを書きづらいのも理解できるのよ。
でも、卒業理由として方向性の違いと不祥事云々を並べるってのは理解に苦しむ。


不祥事云々だったら、サッサと謝罪しておけば問題なかったのだ*2
なのにそれを卒業理由に並べた結果、かえって中途半端な意思表示になってしまった感は否めない。


ってか、本当にハロー!のメンバーに迷惑を掛けたのは誰だ?



2. 身内の不祥事も処罰対象
今回の件で UFG は、今後ハロー!のメンバー*3に対して非常に危険な前例を見せつけた格好になった。
それは、ハロー!のメンバーの身内が刑事事件を起こした場合本人にも何らかの処分を下す、という不可解な処分例である。


今後ハロー!へ新たなメンバーとして入った後は、身内には本人と同じかそれ以上に厳しく法の遵守が求められる・・・。
もしそれに失敗したら、メンバー本人の過失でないのにハロー!から追放*4という事態になるだろう。


とんでもない処分だ。


だいたい、今回の文言にあまり書かれてないけど「身内の不祥事⇒メンバーのイメージ低下⇒ハロー!への迷惑」という発想がおかしいっての*5
こんな基準を作ったら、今後ハロー!のメンバーの身内が生きづらい状態になるのは目に見えてるのに。
その上、特定メンバーを貶めるために身内をハメようと考える連中すら現れかねない・・・。


身内をこんな危険に晒してまでハロー!の一員になりたいって子が減らない、という自信が UFG にはあるのかもしれんが・・・。



3. 弟君への過剰処罰
確かに、彼の行為に関しては擁護できないのよ。
ただ、この文面を見ている限り、UFG が彼に対して処罰をしてる感覚に囚われてしまう。
弟君に対して「姉をこんなに追い込んだのはお前のせいだ」と言わんばかりに・・・。


勘違いも甚だしい。


本来弟君に処罰を下すべきは、司法側の仕事だろうが。
それを知ってか知らずにこんな文言を入れた UFG の態度は、彼の芸能界の経歴を(少し)考えたとしても余りにも傲慢だと言わざるを得ない。





って、肝心のごっちんの今後について何にも書いてないじゃん、俺(馬鹿)。
というか、今回の一件が吉と出るか凶と出るかは、数年後を見ないとわからないしな〜。



・・・さて、どうしたものか。

*1:4th アルバムの曲調が根拠の1つになるが

*2:この考え方にも問題はあるだろうが・・・

*3:UFG 所属のアーティストも対象になりかねないが

*4:場合によっては UFG から飛ばすという選択肢もあり

*5:「弟君の罪⇒姉の不行き届き」という書き方をする報道各社に押された感は否めないが