水門事件

2008年5月20日分『ベリキュー!』で、真野ちゃんが引用していたリチャード M.ニクソン(Richard Milhous Nixon:37代目米国大統領、1913-1994)
「人間は負けたら終わりなのではない。 辞めたら終わりなのだ」


どうやら、元ネタは 1960年11月10日に、Nixon 氏が記者へ放った言葉らしい。
↓から、その言葉を引用しておく。
・Howie's Nixon Stupid Quote Page(home.att.net/~howingtons)

"Defeat doesn't finish a man -- quit does.
A man is not finished when he's defeated.
He's finished when he quits."
この言葉は、1960年の米大統領選挙に出馬して敗北した後*1でのもの。
実際8年後に Nixon 氏は、再び大統領選挙に出馬し、なんとか米大統領の座を得た。
ここで終わっていれば、この格言はありふれたものになってたのだが・・・。


1972年に Nixon 氏に対してウォーターゲート事件が発覚*2
そこから、Nixon 氏はひたすら釈明に追われるハメに。
結局、1974年に米議会で弾劾決議が採択され、Nixon 氏は2期目の途中で辞任するというオチをつけてしまった・・・。


その後 Nixon 氏は、ウォーターゲート事件で傷ついた名誉をある程度回復できたとかなんとか。
執筆活動とか外国訪問を度々行ってたのは、名誉回復のためだった?
いずれにしろ、大統領を辞任した時点で隠遁生活しなかったことが、Nixon 氏の名誉回復に大きく貢献したかと。
ついでに、例の格言に重みを与えることにも・・・。



格言が生まれた背景を知るのも、結構重要なんだな〜。
って俺が言うな。

*1:この時大統領に選ばれたのは、John F. Keneddy氏

*2:発覚の裏には米政府内の権力闘争があったとか