Stupid Japanese people

2008年7月2日分『ベリキュー!』で、真野ちゃんが引用していたマイケル・ムーア(Michael Francis Moore:映画監督・作家、1954-)の格言。
「どんな馬鹿げた考えでも、 行動を起こさないと、 世界は変わらない」


元ネタは、『ロジャー&ミー(Roger & Me)』という映画を振り返った際の発言っぺぇ。
・A WAY OF LIFE(2004年?月 リンククラブ・ニューズレター)

(中略)
ムーアには、民主主義に根ざした明らかな目標がある。
いい映画を作り、多くの人がそれを観て、疑問を持ち、議論をし、立ち上がることだ。
荒廃した故郷フリントを描いた『ロジャー&ミー』は、映画としては成功したが、町に変化をもたらすには至らなかった。
「きっと目標が高すぎたんだろう。 映画で町を救おうなんて。 だがどんな馬鹿げた考えでも、行動を起こさないと世界は変わらない」とムーアは振り返る。
10月に米国でDVDリリースされる予定の『華氏911』が、大統領選にどれだけの影響力を持つか。
そしてその結果が、米国内のみならず世界をどのように左右していくか。
アメリカを愛し、アメリカを熱くする極めてアメリカ的な男、マイケル・ムーアの温度は、日本にはどう伝わるのだろうか。
ちなみに、これと似た発言を『Sicko』という映画の発表前にもやってるんだよな。
・やっぱり政府はムーアを敵視!?キューバ撮影が捜査対象に(2007年8月31日 pia.co.jp;2ページ目)
一応、pia.co.jp から一部引用しておく。
ただし、Moore 氏の発言部分は色を変えておいた。
(中略)
大企業のトップや、有力な政治家のもとに乗り込んで行くのが、これまでのあなたのやり方でした。
しかし、今回は誰のもとにも殴り込んでいきませんね。


「この映画で僕は誰にも挑戦していないという感想も聞いた。それは違う。僕はこれまで以上の相手に挑戦している。それは、同胞のアメリカ人全員だ。"僕"じゃなくて"僕たち"という発想で物事を考えようよ、ということを提案しているんだよ。「他の国みたいに、他人のことをケアしてあげたくないか? 今のようになってしまった自分たちに満足なのか?」とね。
「マイケルが会社の幹部に殴り込んだり、政治家に自分の息子をイラクに送るかと聞いてくれるかぎり、僕ははたで応援していればいい」と思ってほしくない。『華氏911』の後に感じたんだよ。観客が座って映画の中の人、つまり僕を見ているだけではだめ。みんなで立ち上がって行動を起こさない限り、状況は変わらないんだ、と」

華氏911』を公開した後 W.Bush 大統領が再選されたことが、Moore 氏に(精神面+映画監督としての経歴に)傷を負わせた感が否めないな・・・。



どうでもいいが。
Moore 氏の事を知ってから数年経つが、未だに Moore 氏が『ケンタッキーおじさん』に見えるのは俺だけか?(馬鹿)