旅とは金の使い方が試される場

ってことで、2009年3月8日に行われた『HELLO!10TH〜ハロテン〜PARTY 2(大阪編)』の感想。
・・・を書く前に、大阪に行ってイベントに参加するまで+イベント終了後の帰路について書いておく。
正直なところ、需要はほとんどないと思うが・・・。





開場近くの駅にたどり着いたとき、俺の体はすでに限界寸前になっていた。
睡眠不足、休憩無しの大阪散策、事実上初体験の大阪における異常なまでのプレッシャー、そして0泊2日の旅路に使う割に大きくて重い旅行用バッグ*1・・・。
これらの事が重なって、俺はイベント開始前から体力・気力の限界に近づいていた(前にもあったぞこのフリ)。
何故こんなことになったのか?
少し、時間軸を戻してみる・・・。



事の起こりは、例のイベントが行なわれる数日前の夜。
この日は普段のように、本館 blog を更新して明日の更新ネタの考案+2日分の更新ストック作成に追われていた俺。
同時に、このイベントに参加できるのが楽しくて仕方なく、俺の頭の中でなこんなことを思いついていた。
「握手の際になんて声をかければいいんだろうか?」と。


そして、この大阪イベントの数日前、俺の心に魔が差した・・・。
というより、客観的に見たら馬鹿馬鹿しい計画が頭に浮かんだ。
それは、「イベントの時だけスーツ一式*2を着てやる」という至極単純なものだった。
はずだった。


出発前日(つまり2009年3月6日)、例の計画をやるための荷物一式をまとめた後、俺は後悔した。
荷物一式には、スーツ一式に加えバス車中での暇つぶし道具としてノートPCを含めてしまい、旅行用バッグが妙に重たくなってしまったからだ。
そんなバッグを試しに抱えた後、こう思った。
「重てぇ・・・」
しかも、問題の旅行用バッグだけなく普段使っている小さいかばん(?)も一緒に持っていくことにしたから、持ちづらさ+重さに磨きがかかったのは言うまでもない。


ま、その後悔は、イベント開始前まで続かなかったのだが。



ともかく、2009年3月7日の夜、大阪行きの夜行バスに乗り込んだあと、バスの車中で約10時間耐えたさ。
眠れない苛立ちとやることの無さに・・・。


何で眠れなかったのか?
シートと俺の体の相性(?)が非常に悪く、寝心地がアホみたいに悪かったためだ。
行きの社中で、帰るまでに首枕を購入することを決意したのは言うまでもない。


何でノートPCを使わなかったのか?
時間帯が深夜で光が眩しい*3+シートに備え付けのテーブルが小さい+揺れ過ぎ、のため。


結局、行きのバス社中でやったことは、昔同じようなルートを連れて行かれた時のこと*4とか数時間後のイベントで何が起きるかという妄想込みの想像くらい(苦笑)。
せめて、シートが体にもう少し合っていて眠れる時間が長ければね・・・。


ともかく、大阪*5に到着する寸前、イベントまでの暇つぶしについて色々考えた。
結果、一度は行ってみたかった通天閣やその隣の日本橋*6に向かうことに。
とはいえ、やたらと重い荷物を抱えつつ移動するのも面倒なので、大きめの駅にある(と思われる)ロッカーに荷物を置くことにした。
荷物を置く場所については色々考えた結果天王寺駅とし、天王寺駅構内にあるロッカーに荷物一式をしまい、いざ大阪散策開始。
といっても、高々3時間の大阪散策だったけど・・・。




天王寺駅から移動を始めたのは午前9時前で、10分もしないうちに通天閣・新世界にたどり着いていた俺。
事実上大阪初体験の地がベタベタな観光スポットってのが、おのぼりさんの俺らしいな。
そこに聳え立つ通天閣の姿を観て、ふと「ここの展望台に朝一で登ってみるか」なんてことを思いついた俺。
しかし、俺の前にはすでに関西出身(と思われる)の子達が数名・・・。
通天閣の開場時間前にコントに近い冗談を言い合っていた子達を見て、「別世界に来たな〜」という感想を抱いた俺。
同じ日本国内なのに軽くカルチャーショックを受けた俺、っつーオチ。


ともかく、通天閣の展望台に登ってみたのだが・・・。
天気がいまいちだったこともあり、大阪市内の眺めについてはちと不満が残った。
しかし、この展望台の真打は、展望台北側に鎮座するビリケン様。
実は俺も知らなかったことだが、このビリケン様、良縁と合格祈願の神様として崇められてるお方だとか。
通天閣の展望台に登った際には、是非ともビリケン様に祈願すると良い事がある・・・かもしれない。
それはそうと、通天閣1Fに置いてある看板、もっとわかりやすい所に飾って頂戴よ(苦笑)。
じゃないと、通天閣の高さ比較ができないっての・・・。


その後は、10時頃から、日本橋(にっぽんばし)を散策。
何かにつけて秋葉原と比べられがちな日本橋だが、看板の出し方とか店の種類が少なかったせいか地味な印象がぬぐえなかった。
ま、比べること自体お門違いなのかもしれないけど・・・。


それはそれとして、約2時間程歩き回った(ここがおかしい)日本橋では色んな意味で「濃い」世界を堪能する。
特に、某中古CD屋で売られていた某ゲームサントラ*7は、定価の約9倍の値が付けられている始末。
実は、このゲームサントラ、俺も持っているのだが・・・売ろうかな(馬鹿)。
それ以外にも、俺的にはオイシイ中古CDが転がっていたけど、どう考えても全部買うと首吊り決定なので断念。
結局、割と最近発売されたゲームサントラ盤を2枚(リミックスモノが1枚)を買って終了。
これはこれで貴重なブツかもしれないけど・・・。


そんなこんなをしているうちに、いつの間にか2回目の開場時間が迫ってることに気付いた俺は急いで天王寺駅まで帰還。
昼エサを食べた後、スーツ一式に着替えて旅行用バッグに荷物をぶち込んで・・・。
あーしんど。


その後、天王寺駅から電車に乗ったはいいが、電車の乗り換えで旅行用バッグを持つと重いわ重いわ(苦笑)。
だから、スーツ一式を持ってこなければ(略
・・・とは、公演が始まる前まで考えていたこと。
公演が終わった後は、むしろスーツ一式を持ってきて良かったと感じた俺がいた。
詳しくは、イベントについて触れたレポで(無責任)。




帰りの夜行バスの車中、なんとか時間つぶしのために持って来たノートPCを出すことができた。
つーのも、客が途中までほとんど乗らなかったため(毒)。
始発から乗った俺はガラガラのバス車内で堂々とノートPCを開き、この日の感想をぶち込んださ。
ノートPCの画面から出る光が云々という問題も、座席に備え付けられてた毛布を上手いことかぶせれば大丈夫だったし。
もっとも、揺れの激しさだけはどうにもならなかったので、実質ノートPCを操作できたのは1時間半くらいだが。


まぁ、帰りのバス車中については、帰る寸前で買った首まくらのおかげでだいぶ快適だったけど。
これだったら、最初から首まくらを投入しておくべきだったか。
う〜ん。





・・・今度は「普通に」大阪観光を楽しみたいもんだな(苦笑)。
もっとも、数日間の休みを取る余裕と旅行用の資金が溜まりそうも無いけど(涙)。

*1:強引にスーツを折りたたんで入れる方式

*2:スーツの上着+スラックス+Yシャツ+革靴+ネクタイ

*3:バス車内は消灯中

*4:姉が大阪まで引っ越す時に、父が運転する車で大阪まで深夜から翌朝まで行った件

*5:なんばOCAT

*6:にっぽんばし、と読むそうな

*7:廃盤扱いだと思われる