他人事みたいだな、と何度言わせれば(略

なんか知らんけど、2009年3月13日付 Japan Times にモーニング娘。に関する記事が載っていたのだが・・・。
・Morning Musume not ready to graduate yet(2009年3月13日 Japan Times)




割と長めのこの記事。
記事そのものは、モーニング娘。やハロー!全般の背景について述べてるだけでなく結構濃い話*1も含まれている親切設計(?)。
それ以外にも、メンバーのコメントも含まれていて、そうでなくても読めばお腹いっぱいになれること請け合い。


ただ、当事者たるマネージャーこと Kouichi Nishikata氏*2の発言には、問題点が山積み。
以下、Japan Times の記事から、Nishikata氏の発言を引用しておく。

(中略)
"He decides everything," explains the group's manager since September 2008, Kouichi Nishikata.
"Usually an artist is controlled by their management, but this group is formed by the producer. It is a rare case."

Nishikata admits, "I think that the group could never survive without him. Tsunku really produces the songs, concepts, costumes, makeup, live shows, CD-sleeve designs -- you name it! I had thought there was a stand-in or something to do all that."
(以下略)

いや、実際に物事を決めてるのは、光男のおじさんじゃなくて会長たる山崎氏じゃね?
立場上、Nishikata氏が UFG の見解を流すのは止むを得ないとはいえ・・・。
これって、光男のおじさんやモーニング娘。の置かれてる状況について、英語圏の人達に誤解を与えかねない発言では?


だが、俺がそれ以上に問題だと感じたのは、今のモーニング娘。のメンバーの認知度について Nishikata氏が言及している下り。
以下、Japan Times の記事からその部分を引用しておく。
(中略)
"Each one should be recognized as being in Morning Musume in her prime," says Nishikata.
"It used be like that. Morning Musume were well known, but also (original member) Natsumi Abe was well known (in her own right). But nobody knows who is in Morning Musume anymore."
(以下略)
だから、当事者たる人物が他人事のごとくモーニング娘。の現状を語るってのはどういう見解なんだと(略
いくら Nishikata氏がマネージャーになってから日が浅いといっても、あまりにも無責任すぎやしないか?


つーか、この記事での Nishikata氏の発言といい、この前俺が取り上げた光男のおじさんの発言といい、日本国外のメディアに対してあけすけな発言が目立つんだけど・・・。
この前俺が取り上げた光男のおじさんの発言については↓参照。
・当事者だったことを忘れるな(2009年3月11日 flagburner's blog(仮・別館))


俺がこの2人*3に問いたいのは、「同じ事を日本のメディアに対しても語れるか?」ってこと。
これをやらないと、日本国内と国外のメディアで発言が異なるダブルスタンダードを問われかねないぞ。
特に今後、ハロー!のメンバー達が日本国外で活動する際国外メディアから取材を受ける可能性を踏まえると、尚更気をつけるべきだ。
この辺りを、UFG の方々は認識しているのだろうか?



それにしても。
なんで、ハロー!関連について急に国外での関心度が高まったのやら。
ギャラが手頃な値段に下がったから?

*1:2004年に起きた梨華ちゃんの盗聴音源騒動とか

*2:過去に ODYSSEY の代表取締役をやってた『西方 浩一』氏と同一人物かどうかは不明。仮に同一人物だとしたら、随分なN階級逆進だと思うがどうか

*3:正確には、ハロー!のメンバー達も含むべきだが