隣の芝生は青い?

つーことで、今月3日(JST)にパリで行われた『Japan Expo 2010』で公演を行ったモーニング娘。
その受け止められ方については、いささか困惑せざるを得なかったのだが・・・。
・モーニング娘。欧州初上陸のパリ公演でファン4000人熱狂(2010年7月3日 オリコンスタイル)
・「鳥肌が立ちました!」 モーニング娘。のパリ公演に4000人が大興奮(2010年7月3日 barks.jp)



去年のこの時期は、Los Angeles で行われた『Anime Expo』で公演を行っていた(多分)
その際も、だいぶ熱狂的な歓迎を受けたとかなんとか。
今回はというと、それに勝るとも劣らない勢いだったらしい・・・。
以下、2010年7月3日分 barks.jp『「鳥肌が立ちました!」〜』から前半部分を(略

(中略)
ライヴ会場には、フランスのみならず、近隣諸国からも大勢のファンがかけつけ、開演前からメンバーのそれぞれの名前を呼ぶ歓声や、「モーニング娘。モーニング娘。!」という大きな声援が起こる。
それもそのはず、フランスには、いわゆるモーニング娘。のような、個性的な衣装に身をつつみ、笑顔で歌って、エネルギッシュに踊る若い女性グループが皆無。
現地のファンにとっては何もかもが新鮮で、彼女達の登場を前に気持ちが昂ぶってしまい、抑えきれないのだ。


そしていよいよメンバーがステージの登場し、曲がスタートすると、会場内はとてつもない興奮の嵐。
ステージから放つ8人のパワーと、それに負けないオーディエンスの熱気。
普段の日本国内で行なっているライヴイベントとは人種、国籍、そして言語すら違うファンたちからの声援にメンバーもまた大興奮の笑顔を見せた。
(以下略)
barks.jp の記事なんで(笑)、話7割くらいで受け止める必要があるのはともかく。
随分と激しい歓迎ぶりぢゃね〜か。
これくらい激しい反応を示されると、ヲヂサン思わず感動しちゃったよ(謎)


真面目な話、モーニング娘。ってのは元々米国で活動していた(いる?)*1女性アイドルユニットを参考にしてる部分があるからな〜。
それと並んで、日本社会の縮図そのものであり・・・って何の話だ?
ともかく、フランスに限らず欧州では、そうしたユニットが出てくる可能性が低いって事情も頭に入れとく必要はあるかもしれん。
(仮に出てきたとしても、年齢層を高めに絞り込むんだろうか)


で、この後、barks.jp の記事には、公演に参加した方々からのコメントが掲載されていた。
その中には、モーニング娘。というか日本の音楽をどのような文脈で受け止めてるかについて気になるコメントも・・・。
以下、2010年7月3日分 『「鳥肌が立ちました!」〜』から後半部分を(略
(中略)
フランスの音楽は聴かないで、普段から日本の音楽ばかり聴いている。特にハロー!プロジェクトが大好き。モーニング娘。の音楽とダンスがとにかく可愛い!曲が元気だから大好き。」(フランスの女の子・モーニング娘。のPVを観て衝撃を受けてから大ファン)
(以下略)
う〜ん。
「隣の芝生は青い*2」って奴か?
この辺りは、日本における音楽の消費パターンに通じるものがあるのかもしれん。
要は『洋楽最高!』って奴だが。


なんてことを踏まえると、浅岡 鈴香氏の「〜(モーニング娘。は)これからヨーロッパに進出できる可能性が充分にあるアイドルだと思う。」という発言は楽観が過ぎるかと。
それ以前に、UFG がそこまで考えてるかどうか知らんけど・・・。



それはそうと。
Japan Expo 2010』には、外務省、文化庁経済産業省観光庁も連携して参加していた模様。
・【JAPAN EXPO現地リポート】「コ・フェスタ」ブースでは、3Dで飛び出す音楽ビデオも!(2010年7月2日 日経トレンディ


抜け目がないというかなんというか・・・。

*1:TV 番組の企画ものだったらしいよ

*2:適当仏語訳だと『L’herbe est toujour plus verte de l’autre côté de la barrière』らしい