色んな人がコンサートを観てることを忘れないで

今回は、先月29日のコンサート終了直後に気付いたことのメモ。



コンサート終了後、俺は会場から出る人の波に揉まれていた。
そんな中、聴覚障害者と思われる人が付き添いのスタッフの人と一緒に、ゆっくりと会場の外に向かっていた。
しかし、ほとんどの人達は、会場の外に出ることや連れの人達との会話に夢中で視覚障害者と付き添いのスタッフの人に気づいていなかった。
そのせいかどうか不明だが、人の波にもまれて時々危ない場面もあった。
もっとも、俺は会場を出るまで聴覚障害者と付き添いのスタッフの人を見てたわけじゃないので、無事(?)2人が脱出できたかどうか不明だが・・・。


この一件は、基本的かつ重要なことを改めて認識させられた。
簡単に書くと、人が集まる所には「健常者」の人達だけがいるとは限らないってことだ。
つまり、視覚障害者や身体障害者聴覚障害者、精神疾患を持った人が「いる」可能性を頭に入れて置く必要があるってわけだ。
もっとも、実際にこれをやるのは、そういう人達と身近に接してないと案外難しかったりする。
そもそも、俺も自分が○○○○だと認定される*1まで考えたことはなかったけど・・・。


で、先月29日のコンサートの話に戻る。
件の視覚障害者の人が会場を出る時にどういう心境だったのかは正直わからない。
下手したら、普段からこういう経験をしてるだけ、という感想だったかもしれんけど・・・。
もう少し、コンサートを観に来てる障害者の方々に対し、他の人達が気を配る必要があるんじゃね?
この場合は、スタッフじゃなく観客側の話になるが。
そうじゃないと、コンサートを観に来ている客が障害者の方々に「優しくない」なんて思われてもしょうがないんじゃ?
俺も人のことはとやかく言えないけど・・・。




あ、書き忘れてたけど、先月29日のコンサートには日本語を第一言語(?)としない人達もそれなりの数いたんだよな。
ってのを踏まえると、開演前+公演終了後のアナウンスや誘導標識(?)についても、そろそろ日本語以外の言語も使う必要がありそうな気がする・・・。



おまけ:日本テレソフト が開発していた『点字カラオケシステム』の紹介記事。
・視覚障害者が楽しめる「点字カラオケシステム」(日本テレソフト)(2011年3月22日 情報通信研究機構NICT))

使い方については要研究、って所か・・・。

*1:この経緯は以下記事を参照
・○○○○でも就職に関する悩みはつきないけど(2011年2月26日 flagburner's blog(仮))