原曲を知らないほうが無難?

次は、モーニング娘。のアルバム『COVER YOU』の感想。
実の所、今回の収録曲の原曲全てをリアルタイムで聴いたことがない俺(馬鹿)。
なんで、本当に知らない曲が結構あったんだが・・・。



以下、感想




1. 渚のシンドバッド
元ネタは、ピンクレディーの曲。
W(ダブルユー)版しか聴いた事が無いので、どうしてもそれとの比較になっちまうのが難。
W(ダブルユー)版と比べると、押しが弱いかな・・・。
それと、尺が短い。


2. どうにもとまらない
元ネタは、 山本 リンダさんの曲。
ベタベタにサンバ・・・と思いきや、サビ部分で意外な曲調に。


3. 居酒屋
御大五木さんと愛ちゅんがまさかの競演。
というか、原曲がデュエット曲なんで、むしろ当然の?競演だったりして*1


4. ペッパー警部(ALBUM Ver.)
最後20秒にエレピソロの追加と、音のバランスが変更されてる。
個人的には、シングル版の方が・・・。


5. 白い蝶のサンバ
元は、森山 加代子さんの持ち歌。
リンリン+汎用人型決戦兵器(中華型)・・・もといジュンジュンがメイン。
原曲知らないけど・・・これ原曲でいいんじゃ(失礼)。


6. 青春時代
元は、森田公一とトップギャランの曲。
アルバム全体で聴くと、割と影が薄いような・・・。


7. 林檎殺人事件
元ネタは、郷 ひろみ&樹木 希林の曲。
今の時代だと、こういうタイトルの曲ってシングル曲にならないんだろうな・・・(苦笑)。
しかし、2. と 4. と 5. 同様、この曲も似非サンバ状態のトラックなんだよな。
スタッフの趣味か?


8. ロマンス(ALBUM Ver.)
シングル版と違うのは、最後がF.O. しない点だけ。


9. 街の灯り
元ネタは、堺 正章さんの曲。
愛ちゅんとガキさんという組み合わせは、この曲の歌詞やトラックを踏まえれば正解(笑)。


10. 恋のダイヤル6700
元ネタは、フィンガー5の曲。
女の子が「僕」と歌ってるのを聴くと、妙に切なくなるのはなんでだろうか・・・?


11. ピンポンパン体操
ある意味、このアルバムのオチ担当(笑)。
とにかく、歌詞が色んな意味で壊れている上、小春が『月島 きらり starring(略)』状態・・・。
この原曲がかなりの頻度で TV で流れていた時期もあったとくれば・・・。
いや、怖い怖い。


12. わたしの青い鳥
元ネタは、統一教・・・もとい桜田 淳子さんの曲。
前の曲でぶっ飛んだ頭を休めるには最適(笑)。


13. ジョニィへの伝言
元ネタは、ペドロ&カプリシャス*2の曲。
ガキさんの3人という組み合わせだったりする。
ガキさんはともかく、亀ちゃん・れいなの2人が予想以上に渋く歌い上げてたのが意外。


14. UFO
元ネタは、ピンクレディーの曲。
UFO音頭・・・と言いたくなるくらいドラムパートが目立ってるせいで、随分と重たい曲に変わっちゃったな〜。



俺としては、結構楽しめた1枚だった。
ただ、これ、原曲を知ってる人にはあまり勧められない1枚でもあるんだよな。
特に、一部の曲については、原曲を見事にぶち壊してる可能性が高いし(苦笑)。
その意味では、このアルバムって聴く人を選ぶ作品かと。


しかし、このアルバムを当の阿久 悠さんが聴いたら、どのような感想を述べるのだろうか?



そういえば、このアルバムのスタッフ表記の最後に書いてある『EXECTIVE PRODUCER』の欄に、山崎 直樹氏(Naoki Yamazaki)の名前だけしか載っていなかったんだよな。
『Kill me&Kiss me』のスタッフ表記では、それ以外に瀬戸 由紀夫氏など3人の名前が『EXECTIVE PRODUCER』の欄に載っていたのだが・・・。


このアルバム制作時に、一体 UFG 内部で何が起こっていたのだろうか?




2009年2月5日追記:
一部表記を修正・・・。

*1:メンバーの誰かが五木さん役をやるという手もあるだろうが、それだと収拾がつかなくなるんだろうな・・・。

*2:この曲のボーカルは高橋 真梨子さん